HAM Ants

★3.5MHz短縮その後成果(L=16m 片側折り曲げ,地上高約7m)は?

2019/02/22

送信出力は、100~200Wでの運用(自環境内でどこまで使えるアンテナなのか?)

試しにFT8でDX局をCallしたところ、なんと応答が返ってきました!、行けそうです、こうなると懲りもせず今度はCQを出してみる、北アメリカから応答が返ってきました、開局してこのバンド初めて(44年めの出来事 hi!)のCQ応答でした!!、屋根の上にひっそり立つ折れ曲がった我が自作の短縮アンテナをしみじみと見つめる「でくの坊」でありました・・・・

(何故44年もかかった? それは自環境内で設置可能な3.5MHz水平偏波アンテナがやっとPCの力をかりて自力で設計製作できるようになったからなのです hi ! )

なんか??、違うんです、FT8の伝搬感覚が(3.5MHz帯に限らず)、今まで超微弱な伝搬で交信した経験が無いからかもしれませんが・・・

以上 2019/02/22

 

■6バンドアンテナの改造

2018/04/02

7,14,18,21,24,28Mhz ⇒ 7,10,14,21,24,28MHz へ(-18MHz ,+10MHz) 

●無銭家のささやかなアンテナ菜園?(プランターは瓦屋根)で、10MHz帯にもQRVしたくなった!流行りのJT65やFT8にQRVしたところ・・・貧弱なANTでもそこそこDX(海外)QSOが出来ることにハマッテてしまった!以下はその追加作戦と完成記録です

当初は、7MHzと14MHzのデユアルバンドエレメントに10MHzのトラップコイルを追加挿入するつもりでしたが、面倒になりふと既存のアンテナ特性を眺めていると3.5MHzの短縮ANTが、17.4MHz当たりで共振していることに着目、これを18MHzで再調整し、6バンドマルチエレメントIV-DPLの24MHzと18MHzエレメントの18MHzを10MHzへ交換・再調整するのが合理的と考え、早速実行しました

 

●完成したアンテナ菜園?(プランターは瓦屋根?)の写真です、新たに10MHzが追加されています、改造以前と見た目は、ほとんど変化ありませんね hi! なおデイスコーンは既製品、QFHは自作NOAA受信専用です

1_ANT全景FQ記載_20180330.jpg

 

1.6Bandマルチエレメントアンテナ改造(18MHzエレメントを10MHzエレメントに交換)、24/18MHzデユアルバンドエレメントの外側を撤去し約3.85mの10MHz用エレメントに交換し調整(約587mm切断した)10MHzはOKとなった。しかしこれで済まないのがマルチバンドの難しさ! 他のバンドが軒並み数十Hz単位でVSWRの最低値周波数が低い方へズレてしまった、また何故か14MHzのみズレ方向が逆で高い方へ、加えてVSWR値も若干悪く(概ね+0.1~0.3)なっている。

再調整をしなければならくなったのが(使用バンド内のズレではあるが最も大きな影響を受けた)、7/14MHzのデユアルバンドエレメントでした。14MHz側は、エレメントを伸ばし7MHz側は短く切断すること数回、なんとかメイン周波数でVSWR1.5以下、バンド内でもVSWR2以下に追い込んだ。(あえて焦って短時間の深追いはしないように努める、いい結果がでない場合が多い)

また今回、気になっていた古い同軸ケーブル5D2Vを比較的新しい?8DFBに(昔 デジタル系衛星通信に使用)交換した、デジタル通信上たとえコンマ数dbでも受信信号の減衰を抑えたかった・・・結果、アンテナ直下約2m付近で測定したVSWR値に近い値が、シャック内で測定した値とほぼ同じになった(比較すると古い5D2Vでは、VSWRが何故か低い値で表示されていた)なお受信信号レベルの比較はちょっと困難? 以下にマルチエレメントアンテナ測定結果を示す(Sark100にて測定、WX晴れ)

2_マルチバンド18to10MHz改造後.jpg

7_10_14.jpg

21_24_28.jpg

 

 

■3.5MHz短縮(L=16m)アンテナに18MHzを追加(デユアルバンド化)

片側約8mのエレメント中央にローデイングコイルが有るので、その内側エレメントを約100mm短(計算では139mmなのだが)くし、その分をコイル外側に追加した。しかしこのまま上手く行くほど甘くはなく、3.5MHz側のVSWR最低周波数が30kHz位下がってしまった、結局外側を数十ミリカットして3.550MHzに、すると今度は18MHz帯側も影響を受け、VSWRの最も低い周波数が15Hzほど下がってしまう・・・しかし幸いなことに18MHz帯はVSWRの低い帯域が広いのでまったく問題なく、これで完了とした。(アバウトの方が総合的にラッキーな結果となることが多い)以下に測定結果を示す(Sark100にて測定、WX晴れ)

 

80m_17m追加調整.jpg

35_18.jpgこれで、3.5 / 7 / 10 / 14 / 18 / 21 / 24 / 28 MHz にQRVできるようになりました(二本のアンテナで)、なお今回の改造費用はゼロ円(全て手持ちのジャンク部品)です。また3.5及び28MHzを除きデジタルモード周波数寄りに設定したつもりです。TS440に付属しているATUを使用すれば、全バンド(フォーンも)QRV出来そうです。

マルチバンドのアンテナは、デジタルモード運用の際、CATコンロトールを利用するとバンドQSYがマウスクリック一つでいとも簡単(RigやANTコネクタに一切触れる必要がない!)にできるのでとても気に入っています ♪

こんなアンテナで、7MHzや14MHzでCQ出して(5W~80W位)時々応答がある(国内・DX 最長18,000Km南米チリからも)のだからデジタルモード(JT65,FT8など)は魅力的ですね hi

以上 2018/04/02

 

気まぐれでくのぼう

 

■ 6バンド逆Vアンテナを作る

2015/06/29

身近に有る物を使って、28 / 21 /24.5 / 18 / 14 / 7 MHz帯 6バンドの逆Vアンテナを作ってみる。

●構成は、28と21MHz , 24.5と18MHz , 7と14MHz の各2バンドアンテナを作り、これを一つのバラン(一本の同軸ケーブル)で給電し、敷地がないので屋根の上に逆Vとして設置しエレメントを中心支柱の支線としても活用する構造とします。使い物になるものが出来るか自信はまったくありませんが・・・やってみることに・・・(10MHz帯が抜けているのは、CWが苦手なため・・・)下図は完成イメージ、柿と梅の木が重要(Hi)!?

マルチバンドIVイメージ.jpg

●各バンドのアンテナは、短縮を低く抑えたトラップコイルを作りました、と言うより本当は、とにかく一本のワイヤ上に2バンドが上手く乗れば良く、コイルの巻数は少ない方が楽、最終的な共振周波数調整は、コンデンサーになる同軸ケーブルの長さを調整して行うことにします。

●材料、エレメント/コイル:1.6φ IV線 ボビン:外径23mm水道用エンビパイプ 自己融着性絶縁テープ(タイタックテープ) 信越シリコーン(KE4588T) 少々 バラン:BU-50(1.7~40MHz 1.2kw)

●トラップコイルの作成(参考値はWebサイトから集め、作成過程でカットアンドトライで決めた)

28・21MHz帯の28.6MHz:11回 5D2V同軸ケーブルx197mm

24.5・18MHz帯の24.96MHz:12回 5D2V同軸ケーブルx224mm

14・7MHz帯の14.2MHz:14回 5D2V同軸ケーブルx628mm

トラップコイル作成.jpgFETデイップメータと周波数カウンターで共振周波数を測定しながら、初めに巻き数を決め二個のトラップコイルを同じ値にします、最後には同軸ケーブルの切断面にヤスリがけをして合わせました(実はあまり意味無いヤスリがけでした、コイル巻線部分を持っただけでも数10k~100kHzくらい簡単に変動しました Hi)なので気分的な問題でしょうか!?、これでいい加減トラップコイルの出来上がりです。なおボビンには、コイルとエレメントを固定・接続するためのネジ穴を開けますが、片側のみネジ締め用の穴としてドライバーが通る8φくらいの穴にしました。組立後、シリコン充填とコイル固定のため自己融着性絶縁テープ(ビニールテープはお勧めしません、上げてからボロボロに・・・)をしっかり巻きます。

ちなみにコイルを固定後、再び共振周波数を計ると、固定前の値と一致しませんが気にしないで使いました、概ねバンド内ならいけるかと・・・

●エレメントの長さを決める、一番短い波長の21、28MHz帯のアンテナについて、Webから集めた資料から使えそうなデータを元に、とりあえず2Fの部屋内に張って(外は寒いので・・・)、SWR計を見ながらまずは、28.6MHzに共振するよう調整、次に21.2MHzへ共振しるよう、外側のエレメントを調整、すると意外にも双方ともSWR1.6以下に、たいして苦労することなく簡単に追い込めた。一応デユアルバンドとして機能することは分かった、周囲の影響有るがいきなり上げるよりはましかと・・・

以降この方法で全てのバンドについて、アンテナ一本づつ(SWR計を見ながらカットアンドトライを繰り返す)同じ要領で素調整する。アンテナアナライザーなどと言うもの無銭家は所持してないのであります!(そらぁ 欲しいけど・・・)さすがに7、14MHz帯は部屋の中に納まらず、エレメントが2Fの窓から飛び出て外の立ち木(柿)の枝が大活躍。(お察しのとおりここは田舎)

2バンドづづ素調整が完了(室内の影響承知の上で・・・)したアンテナとおおまかな寸法(カットしたり増やしたりで詳細は微妙)を下記に示す。左から 21/28,24.5/18,7/14、それぞれ左端が外側エレメント(短縮)中央がトラップコイル右側が内側エレメント(フルサイズ)

各デユアルバンドANT.jpg

28・21MHz帯 28.6MHz:2,630mm SWR1.40 ・ 21.2MHz:450mm SWR1.39

24.5・18MHz帯 24.96MHz:3,050mm SWR1.35 ・ 18.130MHz:530mm SWR1.40

14・7MHz帯 14.1MHz:5,248mm SWR1.50 ・ 7.1MHz:3,600mm SWR1.10

●感じたこと(予測含む)、組み合わせた周波数によって双方のインピーダンスが大きく異なる(24.5と18)場合とほぼ近い(7と14)と思われる場合があるようです(あくまで予測)。そこで大きく異なる2バンドのケースでは逆Vの角度を調整することで双方の妥協点を見出せるのではないかと考えています。また、トラップコイルを境にして内側バンドと外側バンドの各エレメント調整は互いにあまり影響しなかったように感じています。室内に張った場合(天井や床に接触はNG)でもSWRが意外に下がるのでビックリ。

今の段階で、シュミレーションソフトは使っていません、小生のCPUでは使い方を把握するのにそれなりの時間がかかることと、そこそこの基本入力データの把握すら決定が難しいと思われるため、その時間を実際の作成と結果そしてカットアンドトライのサイクルへ当てたいと思ったからです。とにかくシーズン前にマルチバンドでそこそこQRVできる環境を作りたいと・・・

●今後の予定、これら3つのデユアルバンドアンテナを、一つの給電点にまとめ、直下にはコモンモードチョークコイルを挿入して、屋根の上に立ち上げる準備をしています。

バランとコモンモードチョークCoil.jpg

●上げてみました、SWRを見たところ7MHzと21/28MHzが、運用周波数から高い方向へ外れていました(予想していた)ので若干エレメント長を調整しました。

6BAND_IVANT.jpg

 

●作成約2年後に、(2017/9/25) SWRアナライザにて一括測定した値を追加掲載(下図)します。

20170925_6Band同時測定記録.jpg

 

作成直後(この時点ではSWRアナライザーは持っていません)に測定したSWR特性を下図に示します(作図OpenOffice.org)

6BAND_SWR初回.jpg

意外にも各バンドとも素直に機能していることにビックリです!(hi)

●再度調整です、7MHz帯の中心を7.195あたりから7.100あたりまで移動させるべくエレメント長を延長し、28MHz帯全体が高いSWRなので、インピーダンスを一応確認し、設置角度を変化させ同じエレメントを使う21MHz帯との妥協点を考えつつ着地点を探る作戦とします。

自作インピーダンスブリッジを使って、21/28MHzのインピーダンスを観てみました(測定値に自信はない)、結果は、28.200MHz付近で概ね38Ω、比較的SWRが落ちている21MHz帯側では.21.200MHz付近で、概ね48Ωを示しています。(以下は、測定中の写真)

インピーダンス測定.jpg

立ち上げ後の再調整結果を下図に示す。屋根の上での作業となり初老には少々きついためこのへんで終了としたい。残念ながら24MHz帯はSWRが悪化してしまった(辛うじて2以下には収まった)原因はよく分からない。

6BAND_SWR調整後1.jpg6BAND_SWR調整後2.jpg

28MHz帯(21/28MHz エレメント) 調整内容

 21MHzエレメント長を42mm短縮(中央共振周波数の移動)、逆V角度をさらに鋭角(28MHz帯のインピーダンス調整)にした結果、21MHzは適切な状態となりかつ28MHz帯は全体のSWR値の低下と適切な中心周波数への移動が出来た。(28MHz帯は、まだ十分とはいえない)

インピーダンス ⇒ 28MHz 38Ω付近→42Ω付近へ なお21MHzは48Ω。

最小SWR周波数 ⇒ 21MHz 21.100(SWR:1.17) → 21.200(SWR:1.10) へ

               28MHz 28.700(SWR:1.50) → 28.600(SWR:1.32) へ

24.5MHz帯(18/24.5MHzエレメント)調整内容

 18MHzエレメント長を145mm 追加、24.5MHzエレメントを30mm短縮、逆V角度を鋭角にしたかったが(たぶんSWRは1.5以下に改善可能)、残念ながら屋根瓦上のため取り付け位置の制約がありわずかな値しか角度調整出来なかった。(24.5MHz帯は、心残りな結果)

インピーダンス⇒ 調整後、24.895MHzで 34Ω付近(調整前は未測定)なお18MHzは47Ω。

最小SWR周波数 ⇒ 18MHz 18.163(SWR:1.40) → 18.073(SWR:1.19) へ

               24MHz 24.895(SWR:1.40) → 24.895(SWR:1.65) へ

 

大雪の降るころ(寒い冬)、コイルの作成からスタートして格安の6バンド逆Vいいかげんアンテナの出来上がり(梅咲く春)です! 二度と同じ物(特性)は作れませんね! たぶん・・・

--- 仕上がりエレメント寸法(単純にSWRを観ながら調整したおおまかな値) ---

28/21MHz帯 28.6MHz=2,630mm・21.2 MHz=408mm

24.5/18MHz帯 24.96MHz=3,020mm・18.13MHz=675mm

14/7MHz帯 14.1MHz=5,248mm・7.1 MHz=3,880mm

6バンドがトランシバーのバンド切り替えスイッチのみでQSY出来るのは大変魅力的なのでありました。(だぶん市販品には無いと思われますhi)

以上

by 気まぐれでくのぼう

 

■安い海外サイトから、あのSWRアナライザーを買ってしまいました

2017/02/24

機種は「Sark100」すでに後継機と思われるミニタイプが発売され、大きく重い前のものは安くなっていました。7,600円前後で数か所の海外ショップから出ており、その一つを手配購入してみました。諸経費含めても8,000円ちょっとで手元に届き、納期は概ね二週間かかりました。

すでにSark100についてOM諸氏のWeb記事が紹介されており、手元に有れば、かなり遊べそうとの判断です。到着後の開梱から、自前で準備した電池BOXの実装、自作した6バンドマルチエレメント逆Vアンテナの測定結果を、まとめてみました。

①到着~開梱

sark100開梱.jpg

思ったより標準的な梱包が施してありました、取説等冊子の添付は全くなし。貼ってあるシールから航空便(中国から)を使っているような・・・

②あらかじめ国内で準備しておいた単四電池BOXを実装する

sark100_電池Box取付.pngネジを含め、錆などは認められません、取りあえず、電池駆動でも問題なく動作しました。なお外部電源を接続して使う場合は、単四電池は外しておきます。(Sark100は、バッテリー充電機能付きらしい)

③早速、7MHz帯を、スミスチャート付きでスキャン測定してみました、正直見方が理解できていません hi! ・・・

sark100_7MHz_S付.jpg使用ソフト:WinPCC-Sark100-V.0.01_en_DH1KLM(Windows10環境)

④6バンドすべてを、測定してみます。(スミスチャート無し状態)このアンテナの自作記録は、[HAM Ants] 当先頭ページ「■6バンド逆Vアンテナを作る」参照

Sark100測定一覧1.jpgSark100測定一覧2.jpgあっという間に、測定記録できます。今まで見えなかった物が、安価な出費で見えるようになりますので、これから遊び応えがありそうです。

さ~て、これからこれを使って・・・久素振りに胸が膨らみます。

●2017/09/25 6Bandまとめて測定表示できました。(周波数表示吹き出しは、後から編集挿入)  注:上記単独グラフと値が微妙に異なる(特に24MHz帯)のは、エレメントの伸びや使用している同軸ケーブル長(差10m)の違い等、設置測定当時の環境と異なるためと思われます。

20170925_6Band同時測定記録.jpg

 

LCDカバーを付けました

LCD保護.jpgLCDのむき出しが気になってまして、どうも傷を付けそうで、カバーを作ってみました。

厚紙ダンボールを切り抜いて三枚重ねて枠を作り、黒マジックで塗装し、DVD-ROMのアクリルケースを切り出して、両面テープで固定しました。

結構いい感じです。 hi (^^♪

 

 

気まぐれでくのぼう

 

■3.5MHz短縮アンテナを(張れる長さを基準⇒全長16m)作る

2017/03/03

●80mにQRVしてみたい、しかし40m 1/2λ逆Vを張れるスペースしかなく長年諦めていましたが、近年の無償アンテナシュミレーションソフト(MMANA.exe等)と比較的安価に入手できるアンテナアナライザー(SWRアナライザ)の助けをかりて、技術力のない小生でも張れる長さを基準としたアンテナが出来そうとだと判断、今回挑戦してみることにしました。

作成に当たって、最も参考にした書籍は、2015/9月号CQ誌の「特集アンテナ周辺機器活用術」で、この記事は繰り返し何度も読みました、とても参考になりました。

まあ、ゲインやビームパターンを議論する技術力は持ち合わせていないので、共振してRFIを抑えつつ、並みのコンデション下で、取りあえずQSOが成立すれば本望、贅沢いわないです hi!

 

張れるアンテナ寸法と材料

①最初に可能な長さ:最大で、片側エレメント8m(全長16m) 逆V型のみ可能

②エレメント:エナメル線1.6mmΦ(昔作ったDPを撤去した残骸)

③ローデイングコイル:塩ビパイプ60mmΦx100mm を二個(切れ端)、ベル線コード0.8Φx2 10m(500円位)、Q=40(作成可能と思われる値)を目標としますが測定器は有りません、Qの値を変えるとダイナミックにアンテナ特性が動いてしまうようで、大きいとSWRが良く小さいと悪化します、今回作成して上手くSWRが下がればQの値はほぼ目標通りのものが出来ているかもしれません。

 

MMANA.exeを使って繰り返しシュミレーションを行う

ローデイングコイルのインダクタンスを増減しながら繰り返し計算させ、最適な特性(インピーダンスやSWR等)になる値を探って行き、たどりついたのが下記定義です。なお地上高は考えあって実際に上げる高さよりあえて低いリアルグランド5mとして計算してます。

80m短縮IV_MMANA定義.jpg

80m短縮IV_MMANA形状.jpg80m短縮IV_MMANA計算.jpg80M逆V8mx2短縮_5mhパターンCoilQ=40.jpgゲインは、-6.01dBi、ちなみにフルサイズDPで計算させると、約9dBiと算出されました、この短縮逆V(1/2λの約38%長)は、概ね -15.01dBd で、Sメータ二つ半ほど振れが悪いと言うことでしょうか? 今後の運用で検証してみたいと・・・

実際に作ってみました

ローデイングコイルのインダクタンスは、上記の計算結果から53.8uHがよさそうなので、MMANA.exeのオプションを使って、巻数を求めました。下図は、Lを求める計算になっていますが、これは実際に巻いてみたら巻スペースが、当初の測定通り(被覆分を測定)に巻けず、若干プラス方向に広がってしまうため、実際の巻きスペースと巻き数からインダクタンスを再確認計算したための記録ですが、これが実際に作成したコイル仕様になります。

80M逆V8mx2短縮_5mhCoil60pi.jpg80m短縮コイル.jpg

巻き上がったコイル(53uH,Q40を想定)

 

 

 

 

組み立てした80m短縮逆Vアンテナ(エレメントは片側8m)バランは自作。

80m短縮IV_ANT.jpg80m短縮IV_屋内粗調整.jpg祖調整を行っている写真、小生は2階の屋内に張り、エレメントは窓から外に垂らして有ります、いつもこの状態で共振周波数(実際の周波数より低い値を考慮)の調整をしています。(XYLには文句を言われますが・・・・)

各エレメント終端側を約1,250mm 切断した!

 

 

祖調整後の実測SWR他

Srak100でスキャン実測した結果です、どうやらエレントを切りすぎた模様です、この祖調整段階(環境)で、ほぼ目標周波数に入っていると、間違いなく実際に上げた環境では、さらに高い周波数にシフト(共振周波数)してしまいますから! hi

80m短縮実測値2.jpg

ちなみに、MMANA.exe のシュミレーションでのSWR詳細は下記です。

80m短縮IV_MMANASWR.jpg

取りあえず、実際に短縮アンテナが出来ることが解りました。

早速無線機に接続(祖調整の屋内アンテナ)して受信するとノイズがS9まで振り、SSBの会話は、ノイズの中から今にも埋もれそうに聞こえる。

一方、同じ信号を、40mの野外アンテナを使って受信するとノイズはS3位でSSBの会話がS9+でハッキリ浮き上がって明瞭に聞こえます。今までは、この環境で80mを聞いており、このバンドはノイズが少なくていいな・・・なんて思っていました。単にアンテナが悪かったのか?・・・80mも共振するアンテナを接続すると40m相当のノイズが入っている模様???、初めて認識したしだいです。

この62%短縮逆Vアンテナが実際に使えるのか、早く確かめたいところですが・・・その前に最も費用のかさむある物を作らねばQRV出来ません、そうです、このバンド用のコモンモードチョークコイルです。80mとなると、TX側、ANT側にそれぞれコア2連は必要かと・・・ローデイングコイルも何Wまで持つやら・・・

 

ローデイングコイルの仕上

80m短縮Coil仕上.jpg機能していることが分かったので、自己融着テープでしっかり巻いて仕上げとします。これが電気工事用のビニールテープですと1年持たずにボロボロ状態になり、見た目も良くありません。テープを巻いたら必ずもう一度仮設置して確認です。(巻いて固定すると、必ず容量が変化します、小生の場合は・・・)

 

 

二回目の調整

二回目の仮設置は、思うところあって(波長は長くバンド幅は狭いため)、屋外に設置(高さ約4m)してチェックしました。結果、なんと今度は、3.910MHz付近に共振点が移動しています、初回に切断して置いた約1,250mmを再び半田付し、3.410MHz付近を共振点(SWR 1.3 インピーダンス48Ω)に持ってきて、一応調整を終わりにしました。

気になること、波長が長いので、上のバンドをSark100で順にスキャンしたところ、17.940MHz付近で共振点が見つかりました。やっちまた!マズイです! 現行の6Band逆Vの給電点がある同じポールに数十センチ離して取り付ける予定、現行18MHz帯のアンテナ特性に影響が出そうです・・・短縮長をもっと慎重に検討すりゃーよかったな~

 

3.5MHz用コモンモードチョークCoilを作っておく

コモンモードチョークCoil.jpgこの材料費が、一番高価な出費となった。

今まで、恒久的に80mへQRVしたことはなく、また特にこのバンドは、問題を起こしやすいことで有名。RFIによるクレームが一番怖い、小生にとっては、必須アイテムです。

写真左の物は、アンテナ給電点直下に挿入、さらにトランシーバー側には、3個直列のCoilを挿入しています。

 

 

いよいよ実戦配備

色々検討したが結局のところ、設置しやすさと予算的理由により既存のアンテナポールへ取り付けることに決定、干渉の不安を抱えながらの展開設置となりました。

80m_62%短縮逆Vアンテナ展開写真.jpgこのアンテナは、真っすぐに展開(東西)しないと、SWRの値が下がらないことが事前の仮設置で解っていた(最もシュミレーションでそのようにデータを入れて計算)ので、その位置とはみ出たエレメントの展開に苦慮した。

●設置調整完了後の実測データを下図に示す(地上高は、写真でご想像下さい)

80m_100kStep.jpg実戦の成果はこれから・・・

コールした局すべて応答ありました。(出力は、概ね100W)

相手1エリヤ:RS 59+20 自局:59+10

相手7エリヤ:RS 59+5~10 自局:59+10

相手1エリヤ:RS 47~57 自局:59

相手2エリヤ:RS 59+20 自局:59+20

●設置後、10日ほどの運用ですが、CQを見つけてはコールしてみますが、全て応答が有り59~59+20dBのシグナルレポートを頂きました。今のところマイナスゲインアンテナ(-15.01dBd)を使っている実感を感じる事は有りません。こんな張り方で、かつ全長約16m(1/2λ 7MHzより短い)しかないのに、予想以上にいい感じ! hi (^^♪。

●WXによるSWRの変化(Sark100の値)

 雨  最低SWR=1.06 f=3.510MHz Z=51Ω

 晴れ 最低SWR=1.00 f=3.540MHz Z=42Ω

 霙雪 最低SRW=1.23 f=3.500MHz Z=54Ω

雨の日は、モードCWで、晴れの日は電話で運用することになりそうだ?(オートナチュラル切替システムか hi )、作成後間もないためか、天候にかかわらず若干の測定値の変化が見られます。

●設置後、まもなく半年に、VYFB!

 中心周波数の変更等調整を複数回繰り返しながら延べ22局、五つのエリア(1,2,3,7,9 殆どCQに対してこちらがコール)とSSB交信しましたが、全長16mの短縮アンテナ(ゲイン:マイナス6.01dbi MMANA計算値)を体感的に感じることは稀で(もっともフルサイズを使ったことが無いので・・・ hi! )、QSOに不便さはまったく感じることなく、またSWR 2 以下の帯域(WX:晴れ,中心Fq:3.550時) 3.530MHz~3.570MHz取れており、この格安短縮アンテナに大変満足しています。(100W運用)

既存設置の6バンドIVアンテナへの影響

このアンテナを展開しながら、すでに設置済の既存バンド(製作記事はHAM Radioタブの最後に有り)をちょこちょこSWRアナライザーでのぞきつつ作業(便利になった)を行っていました。全バンドで基本機能を離脱するほどの変化はないようですが・・・さて・・・

●変化の見つかった既存バント(マルチエレメント6Band IVアンテナ 7,14,18,21,24,28MHz)

 80m短縮IV 設置前 --->> 設置後

 f=17.890 最低SWR=1.01 Z=49Ω --->> f=18.160 最低SWR=1.17 Z=41Ω

 f=21.100 最低SWR=1.14 Z=38Ω --->> f=21.140 最低SWR=1.38 Z=33Ω

 7,14,24,28MHz帯は、大きな変化は見られなかった。

アンテナアナライザーはとても便利

アンテナアナライザーが無ければ、帯域の狭いバンドの短期間同調の追い込みは非常に困難です。(小生の場合は・・・) 敷地に限りがあり、諦めていたバンドの運用が、大変安価な出費で可能となったことに満足しています。

例えば、市販アンテナ(マルチバンドGP約40,000円)に比べて非常に安価な費用(SWRアナライザー代 約8,000円+無償ソフト+自作アンテナ費用)で自身の構築環境にマッチした様々なアンテナを格安に手にすることが可能となりそうです。

 

気まぐれでくのぼう